絵が欲しいと思った日

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独立して8割方テレワークという生活になってから1年以上経ち、自宅の個室でもくもくとパソコンと向き合う日々にも大分慣れてきたころ、私は思った。

壁に、絵とか欲しいな。

仕事道具(OA機器)しか視界に入らない殺風景な部屋で長時間一人で作業していると、何か潤いのようなものが欲しくなる。これはどうやら「テレワークあるある」のようで、同じようなことを言っている人が世間にわりといるらしい(ことを、あとで複数の人間から聞いた)。

「絵」といっても、何でもいいわけではない。たとえばネットで流れている画像をプリントアウトして額装でもすれば一応それっぽくはなるが、私が求めているのはそんなものではない。殺伐とした無機物ばかりの部屋の壁面に、有機的な「生の絵」を飾り、それを作業の合間にふと見上げて一時気分をリフレッシュしたりしたいわけだ。観葉植物を置くとかでもよさそうだが、世話が大変だしな。

よし、ちゃんとした絵を買おう。手頃な大きさの、ちょっとした良い絵が欲しい。
早速週末にでも見に行くか~・・・と思った時、私はあることに気づく。

「絵」って、どこに売ってるんだ?

そう、これまでの人生で一度も絵など購入したことがなかった私は、そもそも絵画というものが、どういう店でどういった売り方をしているのかも知らなかったのだ。
自分が普段よく行く店、スーパー、コンビニ、家電量販店なんかには売ってなかったような。どっかに絵画屋さんみたいのがあるんかね。

「画廊とかになるんじゃない?」と妻。
「この辺でどこにあるのかは、知らないけど」

・・・画廊?

とりあえずググってみる我々。
「画廊 札幌」
お、いくつか出てきた。でも少ないな。3、4件しか上がってこない。
あとは百貨店のフロアの一部にあるようなのが2、3箇所。
え、これだけ?
美術館・・・では絵は売ってないよな基本。
「レンタルギャラリー」っていうのはちらほらあるけど、こういうとこでも絵は売るのかな?

よくわからない。

とりあえず、「〇〇画廊」という名前の所に行けば、何かしら絵は売っているはず!
いきなり買ったりしないで、まずは見に行ってみよう。

・・・そうして私達の「アート巡り」は始まった。

この記事を書いた人

サイト管理人。システムエンジニアとして独立後、システム開発、WEBサイト制作、グッズ作成、ネットショップ運営など、主にIT・Webを活用した事業を札幌を拠点に展開している。

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